安定性・サーバースペック・サポートのどれも優秀で人気のあるエックスサーバーでWordPressを始める方法を紹介します。
エックスサーバーでWordPressを始める手順
エックスサーバーでWordPressを始める手順は次のようになります。
- エックスサーバーでレンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- エックスサーバーに独自ドメインを設定する
- SSL証明書の発行を行う
- エックスサーバーにWordPressをインストールする
以上のことを行えば、WordPressサイトを始められます。この記事では、インストール後にやるべき設定やエックスサーバー向けのサイトの高速化設定も紹介していますので、初めてエックスサーバーを使われる方は参考にしてみてください。
エックスサーバーでレンタルサーバーを契約する
最初に行うのは、レンタルサーバーの契約です。
まず、エックスサーバーのトップページを開きましょう。
申し込みフォームへ
トップページ上部にある「お申し込み」にカーソルを合わせます。
表示される「お申し込みフォーム」をクリックします。
続いて、初めてエックスサーバーをご利用の方にある「サーバー新規申し込み」をクリックします。
初期ドメイン・プランの選択
申し込みフォームが表示されます。はじめに初期ドメインとなるサーバーIDとプランを選択します。
- サーバーID(初期ドメイン) – ドメインとありますが、サイトのURLには関係しません。お好きなIDにしてください。
- プラン – 個人使用であるならX10プランを選びましょう。画像少なめのサイトなら、月/100万PVぐらいでも問題なく運営できます。
会員情報の入力
続いて、あなたの情報を入力します。入力したメールアドレスにサーバーのログイン情報を記載したメールが届きますので、必ず確認できるメールアドレスを入力しましょう。
規約の確認
利用規約の確認を行います。内容を確認したら、「同意する」の欄にチェックを入れましょう。
お申し込み内容の確認に進む
必要な項目の入力ができたら、「お申し込み内容の確認」ボタンがクリックできるようになります。クリックして、内容の確認に進みます。
申し込み内容の確認をする
入力内容の確認画面が表示されます。入力内容に間違いがないか確認し、「お申し込みをする」をクリックします。
申し込みが完了する
これでレンタルサーバーの申し込みは完了です。先ほど入力したメールアドレスにメールが届いていますので確認しましょう。
メールの内容を確認する
会員情報に入力したメールアドレスを確認すると、次の件名のメールが届いているはずです。
- 【Xserver】■重要■ サーバーアカウント設定完了のお知らせ[試用期間]
メールにはログインに使用する大事な情報が記載されていますので、なくさないようにしましょう。
エックスサーバーの無料期間は10日間です。無料期間中に支払いを行っても、試用期間後に契約期間が開始されますので忘れないうちに支払いを行っておきましょう。
こちらで料金の支払い方法手順を解説しています。
独自ドメインを取得する
WordPressでサイト運営を行うなら、独自ドメインを取得するべきです。
年間1,000円ほどの必要はかかりますが、費用以外のデメリットはありません。
独自ドメインを取得するメリット
独自ドメインを取得するメリットは、SEO(検索エンジン最適化)に関する少し専門的なことになりますが、主に次のことがあります。
- レンタルサーバーを引越ししたい時にも、ドメインの評価が変わらない。
- 検索エンジンの評価があなたのサイトだけで行われる。
簡単に言えば独自ドメインを取得すればあなたが頑張った分だけサイトが評価されるようになります。
これから運営していくあなたのサイトは大事な資産になりますので、独自ドメインは取得してWordPressを始めましょう。
どこで独自ドメインを取得したらいい?
ドメインは取得できれば、どこで取得しても大差ありません。値段が年数百円ぐらい違うくらいです。
おすすめするなら、国内ドメイン販売最大手のお名前.comです。
すでにドメインを持っているなら、管理が面倒くさくなるので同じ販売会社で取得してもいいでしょう。
お名前.comで独自ドメインを取得する手順は、次の記事で詳しく解説しています。
エックスサーバーで独自ドメインを使用できるように設定する
取得した独自ドメインをエックスサーバーで使用するには、設定が必要です。
必要な作業は次の2つです。
- ドメインのネームサーバー設定の変更
- エックスサーバーでドメインの追加
お名前.comで取得した独自ドメインをエックスサーバーに設定する手順は、次の記事で解説しています。
SSL証明書の発行を行う
SSL対応を行うと、サーバーとブラウザ間の通信が暗号化して行われるようになりセキュリティが向上します。SSL対応を行うためには、SSL証明書を発行する必要があります。
エックスサーバーではSSL証明書を無料で発行できるので、WordPressサイトのSSL対応は必ず行っておきましょう。
SSL証明書の発行はサーバーパネルから行えます。
サーバーIDとサーバーパスワードは、レンタルサーバー契約時に送信されたメールに記載されています。サーバーIDとサーバーパスワードを記載し、ログインを行います。
サーバーパネルへログインしたら、右側にあるドメイン欄を見つけてください。その欄にあるSSL設定をクリックします。
続いてSSL設定を行うドメインを選択します。SSL証明書を発行したいドメイン欄の「選択する」をクリックします。
SSL設定画面が表示されます。
- 独自SSL設定の追加タブを開きます。
- サイト欄にあるプルダウンでSSL設定を行いたいドメインを選択します。
- 独自SSL設定を追加する(確定)をクリックします。
画面が切り替わり、取得申請中のメッセージが表示されます。
SSL証明書の取得が完了すると、次のような画面が表示されます。
SSL証明書発行はこれで完了です。サイトのSSL対応には必要な作業が残っていますので、インストール後の項目で再度説明します。
エックスサーバーにWordPressをインストールする
エックスサーバーでWordPressのインストールは、サーバーパネルから行えます。サーバーパネルへログインしましょう。
サーバーパネルが表示されたら、ホームページ欄にある自動インストールをクリックします。
ドメインの選択画面が表示されます。WordPressをインストールしたいドメインの「選択する」をクリックします。
自動インストール画面が表示されます。
- プログラムのインストールタブを選択します。
- WordPress日本語版欄にあるインストール設定ボタンをクリックします。
上記操作を行うと、次のような画面に切り替わります。
- インストールURL – プルダウンでインストールを行いたいドメインを選択します。後ろの入力欄は空欄にしておきます。
- ブログ名 – WordPressサイトにつけたい名前を入力します。※後から変更可能です。
- ユーザ名 – ログインに使用するユーザ名を入力します。
- パスワード – ログインに使用するパスワードを入力します。
- メールアドレス – 入力したメールアドレスにWordPressのアップデート情報などが配信されます。
- データベース – 自動でデータベースを生成するを選択しておきます。
すべての項目の入力を終えたら、インストール(確認)ボタンをクリックします。
確認画面が表示されます。入力内容を確認し、問題がなければインストール(確定)ボタンをクリックします。
WordPressのインストールが完了すると、次のような画面が表示されます。
以上で、エックスサーバーへのWordPressのインストールは完了です。
エックスサーバーでできるセキュリティ設定
WordPressのインストールが完了したら、ちょっとめんどくさいですが設定を行っておきましょう。
最初にやっておくことであなたにとってもユーザーにとっても良いサイトになります。
この記事ではエックスサーバーならではの設定を紹介します。どのレンタルサーバーでも共通で行うでき設定は、最後に紹介する記事にて確認してください。
常時SSL化対応
SSL対応の続きを行っていきます。現在の設定のままでは、SSL対応を行っても暗号化されていないサイトにそのままアクセスできてしまいます。
この作業を行うと暗号化されたサイトにユーザーを案内することができます。少し作業が必要になりますが、あなたのサイトを見てくれるユーザーのためにやっておきましょう。
作業は、サーバーパネルから行います。
サーバーパネルへログインしたら、ホームページ欄にある「.htaccess
編集」をクリックします。
ドメインの選択画面が表示されますので、常時SSL対応を行いたいドメイン欄にある「選択する」をクリックします。
.htacess
編集画面が表示されたら、.htaccess
編集タブを開きます。
もともと記載されている部分を消さないようにして、次に記載してあるオレンジ色の部分を上の方に追加しましょう。コピペで大丈夫です。
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L] </IfModule> # BEGIN WordPress <IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteBase / RewriteRule ^index\.php$ - [L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule . /index.php [L] </IfModule> # END WordPress
コードをコピペすると次のようになります。間違いがないか確認し、「.htaccess
を編集する(確定)」ボタンをクリックします。
変更内容が反映されると、次のような画面が表示されます。
常時SSL対応の仕上げとして、WordPress管理画面よりサイトのURL設定を変更します。
まずメニューより、設定 ≫ 一般設定をクリックします。
一般設定画面の上の方に「WordPressアドレス(URL)」および「サイトアドレス(URL)」の項目があります。そのURLの先頭を「https://」に変更してください。
この設定がSSL対応で1番重要になります。忘れずに行うようにしましょう。
以上で常時SSL設定は終了です。
エックスサーバーでできるサイト高速化設定
続いて、エックスサーバーで提供しているサイト高速化のための設定です。
サイトを高速化することでページの離脱率が下げられて、SEOにも良い評価を与えることができます。
mod_pagespeed設定の有効化
エックスサーバーが提供している機能でmod_pagespeed設定があります。この機能を有効化すると、サイトの高速化を期待できます。
Googleが、検索結果を決めるアルゴリズムでページ表示スピードも大事にしていますので行っておくべき設定です。設定はサーバーパネルから行えます。
サーバーパネルのホームページ欄にある「mod_pagespeed設定」をクリックします。
ドメイン選択画面が表示されますので、mod_pagespeed設定を有効化したいドメイン欄にある「選択する」をクリックします。
「ONにする」ボタンをクリックします。
mod_pagespeed設定が有効化されると次のようなメッセージが表示されます。
mod_pagespeed設定の現在の設定がONになっていることを確認してください。
以上で、mod_pagespeed設定の有効化は完了です。
WordPressの初期設定
これでエックスサーバーでWordPressを始めるための準備ができました。
でも、まだやるべきことはあります。それはWordPressの初期設定です。これは管理画面から行うことが可能です。
とはいうもののWordPressを始めたばかりの方は何を設定したらよいかわからないかと思います。
詳しい初期設定の手順を解説した記事がありますので、そちらを参考にしてください。