functions.phpファイルを編集する方法がわかります。WordPressサイトを運営していると、作業が楽になるようにどんどんカスタマイズを行いたくなるものです。
見た目のカスタマイズはCSSファイルを編集します。一方で、機能などの追加は基本的にfunctions.phpファイルを編集します。
functions.phpファイルとは?
WordPressのテーマを構成するのに必要なテンプレートファイルです。
子テーマの作成には、このfunctions.phpファイルとstyle.cssファイルが必要となります。
基本的には、テーマに機能を追加したいときに、その内容をfunctions.phpファイルに書くことになります。
functions.phpファイルの編集を行うには、次の3つの方法があります。
- WordPress管理画面で編集を行う
- FTPソフトで編集を行う
- プラグインで編集を行う
functions.phpファイルは、WordPressを構成する大事なファイルになります。カスタマイズを行う場合は、事前にFTPでバックアップを取っておきましょう。
funcstions.phpファイルはどこにある?
FTPソフトを使ってfunctions.phpファイルのバックアップおよび編集を行うために、funcstions.phpファイルが置いてある場所を説明します。
functions.phpファイルは、WordPressがインストールされてあるサーバー上の
「wp-content/themes/〇〇〇」フォルダーの中にあります。〇〇〇には、テーマのフォルダー名が入ります。

例えば、使用しているテーマがTwenty Seventeenであれば、「wp-content/themes/twentyseventeen」フォルダーの中にfunctions.phpファイルがあります。
見つけられましたか?
それでは、functions.phpファイルを編集する方法を紹介していきます。
WordPress管理画面でfunctions.phpファイルの編集を行う
まずは、WordPressの管理画面にログインしてください。そして、外観メニューから「テーマの編集」をクリックしてください。

「テーマの編集」画面が表示されます。はじめは、おそらくstyle.cssファイルが選択されています。

右側にあるテーマファイル欄から、functions.phpファイルを選択しましょう。

functions.phpファイルの内容が表示されたら、編集を行いましょう。ファイルの内容の1番下までスクロールして、最後に追加したいソースコードを書いてください。

ソースコードを追加したら、変更内容を保存するのを忘れないでください。画面の下にある「ファイルを更新」ボタンをクリックしましょう。
これで、functions.phpファイルは完了です。
FTPソフトでfuncstion.phpファイルの編集を行う
FTPソフトを使ってfunctions.phpファイルの編集を行うには、まずサーバーからパソコンにfunctions.phpファイルをダウンロードします。

FTPソフト上でファイルの編集もできますが、やめておきましょう。内容の確認前に間違えて更新してしまうと、WordPressの表示で不具合が出てしまうかもしれません。

パソコン側でfunctions.phpファイルを編集し、内容をしっかりと確認した後でサーバーにアップロードしましょう。

サーバーへのアップロードが完了すれば、functions.phpファイルの更新はできています。
プラグインでfunctions.phpファイルの編集を行う
プラグインを使用して、functions.phpファイルの編集も行えます。
使用するプラグインは、Code Snippetsです。

このプラグインを使うメリットは、主に2つあります。
- ソースコード上にエラーがないか事前に確認してくれる
- テーマのアップデートによって、変更内容が失われることがない
特に、1つ目のメリットは、PHPにあまり詳しくない方にとって嬉しい機能です。
もし、PHPファイル上にエラーがあるとWordPressの表示に問題が起きてしまいます。もしかしたら、画面が真っ白になってしまうかもしれません。
それを事前に防ぐことができます。このプラグインを使えば、初心者の方でも安全にfunctions.phpファイルを編集することができます。
まずは、このプラグインをインストールしましょう。
ソースコードを追加する
インストールしてプラグインを有効化したら、ソースコードを追加する画面を開きます。WordPress管理画面のメニューに新たにSnippetsという項目が追加されているはずです。それをクリックしましょう。

次のような画面が表示されます。functions.phpファイルに追加するソースコードを記載するために、画面の上にある「Add New」ボタンをクリックしてください。

そうすると、「Add New Snippet」画面が開きます。ここで、functions.phpファイルに記載するソースコードの追加ができます。

まずは、何をするためのソースコードかわかりやすいようにタイトルをつけます(①)。次に、Code欄にfunctions.phpファイルに追加したいソースコードを記載します(②)。その下には、ソースコードの実行設定があります。ここは、基本的に「Run snippet everywhere」を選択します。

さらに下には、管理用の説明欄(④)とタグ(⑤)を追加できます。以上の項目の記載が完了したら、「Save Changes and Activate」ボタンをクリックします。ボタンをクリックすると、記載したソースコードの内容が有効化されます。
最初に表示したプラグイン画面を見てみると、追加した内容が反映されているのがわかります。

実際のfunctions.phpファイルを見てもソースコードは追加されていませんが、有効化していれば機能は追加されています。

