Google Search consoleのURL検査で特定のURLを入力した際にカバレッジに以下のメッセージが表示されることがあります。
「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」
通常であれば、以下のメッセージが表示されます。
「送信して登録されました」
なぜこの問題が発生するのか検証してみました。
メッセージが表示されたURLの共通点
まず始めに私がURL検査を実行した時に、どのような状況で「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されるか確認しました。
そして、原因となる可能性になる共通点を探してみました。
サイトの状況
まず私が「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージを確認したサイトは、WordPressで運営している10数ページの小規模サイトでした。
そしてサイトマップの出力には、プラグインであるGoogle XML Sitemapsを使用していました。
カバレッジの状況
カバレッジを確認してみると、全てのページが「送信して登録されました」の分類に入っています。
今回の問題は、URL検査を実行した時のみ、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されるということです。
メッセージが表示されたURLの共通点
URL検査を実行した時に「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されたURLには、「漢字」を含むURLという共通点があることがわかりました。
「漢字」を含んでいれば、次のどのようなURLでも「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されていました。
URL検査時にメッセージ※が表示されたURLの例
- https://example.com/漢字
- https://example.com/example漢字
※メッセージ内容:「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」
メッセージが表示される原因
検証から導き出された「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示される原因は次のものになります。
原因:「ユーザーが指定した正規URL」と「サイトマップに記載されているURL」が異なるため
なぜ異なるものになる?
漢字を含むURLを検索窓に入力すると、日本語がプニコード変換されたURLに自動的に変換されるためです。
一方でサイトマップに記載されているURLは、プニコード変換されていないURLです。
プニコード変換の具体例
ユーザーが指定した正規URL | https://example.com/%e6%bc%a2%e5%ad%97/ |
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サイトマップに記載されているURL | https://example.com/漢字/ |
その他の理由
特定のURLを入力した際には、ユーザーが指定した正規URLがプニコード変換されずに「該当なし」と表示されました。
具体例
ユーザーが指定した正規URL | 該当なし |
---|---|
サイトマップに記載されているURL | https://example.com/abc漢字/ |
入力したURLはドメイン名の後にアルファベット、そして漢字と続くものでした。
これも「ユーザーが指定した正規URL」と「サイトマップに記載されているURL」が異なるという理由で、メッセージが表示される原因は同じものです。
しかし、ユーザーが指定した正規URLがなぜプニコード変換されずに「該当なし」になるのかは原因はわかりませんでした。
解決策
解決策の1つとしては、日本語や漢字を含むURLを使用しないことです。
メッセージが表示された場合に検索順位の結果に影響はある?
私のサイトで「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されたURLのページは、問題なくインデックスされて検索結果で上位表示もされています。
これはURL検査で「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されていても、カバレッジでは正常に登録されているためだと考えられます。
私の状況と同じようにカバレッジを確認して、全て「送信して登録されました」に登録されていれば、ひとまず問題ないと言えるでしょう。