WordPressでSEOに最適なパーマリンク設定はどれ?

WordPressでSEOに最適なパーマリンク設定はどれ?

この記事では、Googleがサイトを作る上で掲示しているガイドラインをもとに、WordPressでどのパーマリンク設定を選べばよいのか解説します。

パーマリンクとは?

WordPressでパーマリンクは、記事を投稿する時に設定できます。

WordPressのパーマリンク

まずはパーマリンクの定義を確認しておきましょう。

パーマリンクとは、ブログの個々の投稿、カテゴリーなどの投稿一覧ページへの恒久的(半永久的)な URL です。パーマリンクは、他のブロガーがあなたの投稿やセクションにリンクを張るときや、投稿へのリンクを Eメールで送ったりするときに使います。引用:パーマリンクの使い方 – WordPress Codex 日本語版

引用文からパーマリンクをまとめると次のようになります。

  • パーマリンクとは、サイトの各ページに割り当てられるURLのこと
  • パーマリンクは、他の人が特定のページへのリンクを貼るのに使用する

またパーマリンク(permalink)という名称は、英語の半永久的という意味がある「permanent」+「link」からできています。

つまり、「ページのURLを変えるとリンクを貼った人が困るから、ずっと同じURLにしておいてね。」という意味を含めてパーマリンクと名前が付けられています。

インストール後すぐに設定すべき理由

WordPressのパーマリンク設定は、インストール後すぐに設定すべきということがよく言われます。その理由について説明します。

まず知っておいて欲しいことは、WordPressでパーマリンク設定を変更すると、投稿済みの記事のパーマリンクがすべて変更されるということです。

SNSのシェア数がリセットされる

まず、理由の1つとしてSNSのシェア数がリセットされてしまうということがあります。

SNSのシェアがリセットされる

SNSのシェア数のカウントは、URLに紐付いて行われます。そのため、パーマリンク設定を変更すると、SNSのシェア数もリセットされてしまいます。

WordPressサイトでSNSボタンを導入される方は多いかと思います。

心理的には、すでに多くの人がシェアしていれば、自分もシェアするのに抵抗が少なくなるものです。そのため1からSNSのシェア数を積み直していくのは大変なことです。

ポイント
URLが変わると、SEOの評価はリセットされます。しかし、最近のWordPressのバージョンでは、パーマリンク設定を変更すると自動的にリダイレクト処理を行ってくれます。そのため、SEO評価はリダイレクトが行われることで受け継がれます。

日本語が含まれるパーマリンクになる

これはパーマリンク設定を変更する前の設定が、投稿IDを使用している場合に起きます。

でも、なぜ日本語を含めたパーマリンクにしてはいけないのでしょうか?

実は必ずしもダメというわけではありません。SNSのシェアをするときに、日本語のURLは自動的に「%」と英数字に置き換えられるからです。

例えば、「パーマリンクの使い方」という日本語は次の文字列に置き換えられてしまいます。

%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9

これだと何かのスパムと勘違いしてしまう人がいるかもしれません。

もし日本語のURLが嫌で、すべてのパーマリンク修正するなら大変時間がかかることになるでしょう。

以上の2つの観点から、WordPressをインストールした後にすぐパーマリンク設定は変更しておくべきなのです。

ポイント
Googleの検索結果画面では、日本語URLはそのまま日本語で表示されます。もし検索結果画面でのわかりやすさを優先したいなら日本語のパーマリンクも問題ありません。

SEOに最適なパーマリンク設定はどれ?

それでは、WordPressでどのパーマリンク設定をするのがいいのか見ていきましょう。

まずはWordPressで設定できるパーマリンク設定を確認しましょう。

  • 基本/?p=の後に投稿IDが付与されます
  • 日付と投稿名 – 年月日の後に自由に文字列が指定できます
  • 月と投稿名 – 年月の後に自由に文字列が指定できます
  • 数字ベース/archives/の後に投稿IDが付与されます
  • 投稿名 – 自由に文字列が指定できます
  • カスタム構造 – 自由に定義ができます

どのパーマリンク設定が良いかは、次のGoogleが掲示しているガイドラインを参考に考えるといいでしょう。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。引用:シンプルなURL構造を維持する – Search Console ヘルプ

このガイドラインから次の2点が重要だと読み取れます。

  • IDではなく単語を使用する
  • URL構造はできる限りシンプルにする

IDではなく単語を使用する

これを考慮すると、「基本」および「数字ベース」のパーマリンク設定はGoogleのガイドラインに適していないことがわかります。

URL構造はできる限りシンプルにする

カスタム構造を除くと残りのパーマリンク設定は、次の3つになります。

  1. 日付と投稿名
  2. 月と投稿名
  3. 投稿名

できる限りシンプルにするという点を考えると、「投稿名」のパーマリンクの方が1番シンプルですよね。

投稿名のパーマリンク設定であれば、先にあげた単語を使用するというガイドラインも満たすことができます。

つまり、Googleが掲示しているガイドラインを参考にすると、投稿名のパーマリンク設定を選ぶのが1番良いという結論になります。

注意
運営しているWordPressサイトがニュースサイトのように投稿記事数が多い場合は、投稿名のパーマリンク設定は適さないでしょう。それは、似た題材を取り上げることが多くなりパーマリンクの決定が難しくなるからです。そういう場合は、カスタム構造で「投稿名」+「投稿ID」の組み合わせや他の設定を使うといいでしょう。

パーマリンク設定の変更方法

WordPress管理画面のメニューより、設定 ≫ パーマリンク設定をクリックします。

パーマリンク設定画面を開く

設定項目の中から「投稿名」を選択し、画面下のほうにある「保存」ボタンを押してください。

パーマリンクの設定

これでパーマリンクに好きな単語を入力できる設定になりました。

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