CMSとは、Content Management System(コンテンツ管理システム)の略称で、インターネット上でデジタルコンテンツを管理し、配信を行うために使用されるソフトウェアです。
従来、ウェブサイトを作成するためには、HTMLなどの知識が必要でした。
しかし、CMSを使えば、HTMLなどの知識がなくても、ウェブサイトを作成・公開が可能となります。
インターネットを通信技術を学ばなくても利用ができるように、CMSは誰でもウェブサイトの作成・公開が可能です。
CMSの特徴
- ウェブブラウザから管理画面にアクセスできる
- ウェブブラウザからコンテンツをアップロードできる
- 権限が異なる管理者を作成できる
- モジュールやプラグインを追加して、機能拡張ができる
ウェブブラウザを活用し、誰でもウェブサイトを公開することができます。
また権限が異なる複数の管理者を置くことができるので、個人利用のブログから複数人で運営を行う企業サイトまで様々なウェブサイトで活用することができます。
またCMSでは、機能を追加できる仕組みが備わっていることが多いです。
そのため、使う目的に合わせてカスタマイズが行いやすいメリットがあります。
CMSを利用するメリット
- 技術的知識なしにウェブサイトを作成・公開できる
- どのような規模のウェブサイトにも対応できる
- コンテンツの管理が容易である
- カスタマイズが簡単に行える
CMSを利用すれば、小規模なウェブサイトから大規模なウェブサイトまで、ウェブ開発者を高いお金を払って雇わずに自身で管理ができます。
コンテンツの配信を始めとして、デザインの変更から機能拡張まで専門的知識なしに行えます。
自身でコンテンツの管理を行うことは、コミュニケーションによる意思疎通のミスを減らし、効率よく作業を進めることも可能です。
おすすめのCMS
ウェブサイト制作を考えている方にとって、CMSはとても良い手段です。
現在、多くのCMSにて、個人サイトから企業サイトまで作成されています。
代表的なCMSには、WordPress、Wix、Drupal、Joomla、Squarespaceがあります。
WordPressは、CMSの中で一番人気があります。
W3TECHによれば、CMSのシェアは60%以上であり、世界中のウェブサイトの39%以上がWordPressを利用して制作されています。
2020年から2021年にかけて、シェアは4%ほど伸びており、これからも利用者が増えていくでしょう。
WordPressには、直感的にデザイン・レイアウトを作成できるページビルダー機能や様々な機能拡張ができるプラグインが豊富にあります。
ブログ向けのプラットフォームとして作成されたWordPressですが、いまやどんな種類のウェブサイト作成にも利用ができます。
世界中で利用されている人気CMSであり、インターネット上で多くの情報を手に入れることができます。
そのため、カスタマイズからトラブルまで自身で対応しやすい点もメリットです。
どのCMSを利用するかで迷ったなら、WordPressをおすすめします。
CMSでウェブサイトを作成する費用
CMSは無料で利用できるものもあれば、機能によって有料となるものがあります。
おすすめのCMSとして紹介したWordPressは、オープンソースソフトウェアであり、無料で利用することが可能です。
ただし、WordPressでウェブサイトを作成する際には、ウェブサーバーおよびドメインネームの購入が必要となります。
ウェブサーバーは月々1,000円前後、ドメインネームは年額1,000円〜3,000円です。
つまり、月額に換算すれば、1,500円ほどの費用が必要となります。
また有料テーマやプラグインといったものを利用する場合、追加で費用が必要となります。
初期費用として1万円ほど、月額のランニングコストとして、数千円を想定されるといいでしょう。